[ 曲解説 ] |
01. SUNRAYS / THE OTHER
PEOPLE PLACE |
環境音楽としても成立するヴォーカル・トラックは、実はテクノ/エレクトロニカの中に存在していたりする。WARP音源で見つけたミニマル・チューンは、幻想的にして近未来的な一曲。導入部にふさわしい静けさと透明感に満ちあふれている。
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02. CLOSER TO YOU / JIMPSTER |
今やUKのディープ・テック・ハウスの第一人者となったJIMPSTERのアルバム『DOMESTIC
SCIENCE』から。中古市場でも2万円以上の値を付ける名盤の中でも、最も美しく流麗なエレクトリック・フュージョンとして人気の高かった「CLOSER
TO YOU」を収録。 |
03. NOT JUST ANYBODY (AT
JAZZ REMIX) / RAE & CHRISTIAN |
ブレイク・ビーツ・ユニット、RAE&CHRISTIANの楽曲をUKフューチャー・ジャズの雄、AT
JAZZがREMIX。叙情的なヴォーカルをクールに響かせたダウン・テンポ・ファンクに仕上がっている。プログラムされた音楽特有の快感原則に貫かれたビートが心地良い。
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04. YOUR GALAXY / PECKAM
ROYALTY |
フランソワ・Kが主催するレーベル、WAVEからリリースされた知る人ぞ知る名曲。跳ねたリズムと浮遊感漂うキーボードのミス・マッチが実にユニーク。タイトル通りのギャラクシーでコズミックなトラックにミステリアスなヴォーカルが絡む様は圧巻。
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05. GONE / SWELL SESSION |
スウェーデンの若き才人、ANDREAS SAAGのユニット‘SWELL
SESSION’が12インチのB面にのみ残した隠れた傑作。KOOPやSLEEP WALKERへの客演で知られるYUKIMI
NAGANOがボーカリストとしてフィーチャーされている。華麗にして感動的な近未来ボーカル・ジャズ。 |
06. THINKING OF YOU /
BUGZ IN THE ATTIC |
ブロークン・ビーツを代表する音楽集団BUGZ IN
THE ATTICの初期作品は、スタイリッシュでスペーシーなソウルフル・ファンク。変則ビートの上で舞うように歌うのは大ヒット曲「TRANSCEND
ME」でもお馴染みのMELISSA BROWNE。7年前の作品と思えない'新しさ'が魅力。 |
07. MESSAGES / THE RURALS |
独特なクールネスによって、ディープ・ハウスの中でもリスニング・ミュージックとして高く評価されているTH
RURALS。斬新なプロダクションを基調にしながらも、ソウル・ミュージックの影響を色濃く感じさせるセクシーなヴォーカルの起用が秀逸。
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08. SO SIMPLE / ISOUL
8 |
イタリアのブロークン・ビーツ/ディープ・ハウス系クリエーター、VOLCOVの別名儀ISOUL
8。OSUNLADEやVALERIE ETIENNEと共にゲストに迎えられたRASIYAHは、DJKAWASAKIのアルバムにも収録された注目株。ささやくようなヴォーカルは、シルキーにしてラグジュアリー。
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09. PIECES OF YOU / SHUYA
OKINO |
世界から10人のトップ・ヴォーカリストと10人のトップ・クリエーターを招集して作られたアルバム『UNITED
LEGENDS』収録曲。ボーカルは前出のYUKIMI NAGANO、トラック・プロデュースは4ヒーローのDEGOという豪華な組み合わせ。世界初、3拍子のブロークン・ビーツ! |
10. ENDLESSLY / CLARA
HILL |
アルバムの最後を飾るのは、ベルリン在住JAZZANOVA一派の美人ヴォーカリスト、CLARA
HILLの楽曲。ラストにふさわしいバラード風のフューチャリスティックなヴォーカル・ジャズ。繊細で透き通るような歌声が、聴く者の心を優しく捉えて、離さない。
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